名寄本線の跡をめぐります。
- 名寄駅
- キマロキ編成(訪問日2020/7/18)
- 名寄市北国博物館
- 中名寄駅跡(訪問日2020/8/29)
- 下川駅跡(訪問日2020/8/29)
- 下川町ふるさと交流館(訪問日2020/8/29)
- 札天山収蔵館(準備中)
- 上興部駅跡(訪問日2020/8/29)
- 中興部駅(準備中)
- 興部駅跡(訪問日2020/8/29)
名寄駅
名寄駅は昔からの駅舎が残っています。
製紙業でにぎわった名寄も、2021年に王子マテリアが撤退してしまいました。
名寄駅近くの道路から撮影した宗谷本線の線路、一番左側の線路がかつての名寄本線で現在では引き込み線として使われています。 pic.twitter.com/u9uo34CEwX
— 青い大地の風 (@warld_y) 2023年1月8日
名寄から少しの距離ですが、名寄本線の線路が引き込み線として利用されています。
キマロキ編成(訪問日2020/7/18)
名寄を出た名寄本線は、左に向かってカーブしていき、東へと向かっていました。
名寄本線のかつての路盤には、通称「キマロキ編成」と呼ばれる雪かき列車が編成を組んだ状態で展示されています。
名寄市北国博物館
こちらの博物館は北国の自然や暮らしの展示が中心ですが、鉄道関連の展示もあります。
こちらは名寄機関区の模型。機関庫や転車台など、精巧に作られています。
石炭ホッパーの表現も見事です。
珍しい鉄道官舎の内部の様子を解説した模型もありました。
中名寄駅跡(訪問日2020/8/29)
中名寄駅は駅舎が残存。
窓口機能が省略された簡易的な駅舎です。
駅舎の内部には入ることもできます。
駅舎には、国鉄が荷物輸送を行っていたころのポスターも展示されていました。
名寄本線末期の運賃助成に関する張り紙も置かれています。
昔からこのような補助金はあったのですね。
下川駅跡(訪問日2020/8/29)
廃止から1年後の名寄本線・下川駅。 pic.twitter.com/aNohnOVj7W
— Hobolodge Photo シュウマイではなくシウマイです (@OCoaltown) 2020年8月8日
下川駅には駅舎やホームは残っていませんが、キハ222両(キハ22 237、キハ22 245)の2両が保存されています。
車内はライダーハウスとして利用されているようです。
車内の座席は撤去されていますが、灰皿は残っています。
使用停止と書かれた踏切も保存されていました。
下川町ふるさと交流館(訪問日2020/8/29)
下川町の市街地から少し山に入った場所には、下川町ふるさと交流館があります。
変わった見た目をしていますが、ちゃんとした郷土資料館です。
下川の自然や林業・鉱業などの紹介が多い中、一ノ橋駅の駅舎に掲げられていたであろう板、下川・上名寄の駅名標が展示されていました。
札天山収蔵館(準備中)
名寄本線の展示 pic.twitter.com/AVIkL9iB45
— 出てこいシャザーン (@kutunoura6) 2020年9月20日
札天山収蔵館には、一の橋、幸成、岐阜橋、矢文、上名寄の駅名標をはじめとした鉄道用品が展示されています。
不定期会館ですが、行ってみたい場所です。
上興部駅跡(訪問日2020/8/29)
現役時代を含め何度か行きました。
— tokatihide (@tokati_hide) 2022年5月28日
廃線の翌年はまだ原型をとどめていた感じでした。
ずいぶん変わってしまった感じがありますが、
また行ってみたいところのひとつです😊
上興部駅 1990.5 https://t.co/VVGvmI8cUm pic.twitter.com/3owj77ojiC
上興部駅跡は駅舎とホームが残存。
駅舎は鉄道記念館として利用されています。
駅舎内部には運賃表のほか、座席や保線モーターカーが展示されています。
「乗って残そう名寄本線」の幕がむなしく映ります。
駅裏にはキハ27 109が保存されています。
駅名標もきれいになっています。
中興部駅(準備中)
【写真集P.130】名寄本線 中興部駅#名寄本線 #廃線 #鉄道写真 #追憶の鉄路 pic.twitter.com/RKgtKGXiT2
— 北海道廃止ローカル線写真集『追憶の鉄路』 (@tsuioku_railway) 2019年8月15日
中興部駅跡。
— らぷしちぇぷ (@BlitzenBP) 2020年7月30日
当時からの木造駅舎とホーム、トイレが素晴らしい状態で残る。
駅前に家が一軒ある他は深い山に囲まれる
2020.7.20 pic.twitter.com/I1wzFfEeTU
個人宅となっており、駅舎が残存しています。
興部駅跡(訪問日2020/8/29)
駅跡は道の駅となっており、当時をしのばせる遺構は残っていませんが、道の駅の建物の中には鉄道記念コーナーがあります。
展示コーナーには当時の切符のほか、当時の興部駅舎の模型も展示されていました。
駅跡にはキハ22 2両(キハ22 202、キハ22 251)が保存されており、ライダーハウスとして利用されています。
座席は撤去されているものの、運転台まわりは当時のままです。
後編はこちら